80年代は超深胴が多く使用されていたが、現在はやや深い10×8,12×9,13×10といったものが主流である。ドラムの特質として、同一メーカによる同一手法を大前提として、異なる材質のものを比較した場合には、その音の出方は明らかに違う。このドラムヘッドは、ある意味シェル以上に重要で、極論を言うとベニアプライの安物ドラムセットでも性能の良いヘッドを取り付ければとても安物には聞こえないような音を発する。その他金属胴で真鍮などは管楽器で使用されるだけあり、共鳴率も高くそれぞれ特徴ある音色がえられる。ドラムヘッド過去には動物の皮を使用していたが、今ではせいぜい和太鼓や一部のパーカッションだけになっている。
アルミはウッドに近く温かいが、真鍮は鉄に比べて華やかな音がする。さらに掘り下げると、製造された環境や使用されているパーツ、胴のカラーフィニッシュによっても確実に差が出るようだ。これは元々、ジャズドラマーのベイビー・ドッズが演奏中に左足を規則的に動かしていたのを見た観客が「せっかくならその動きを利用できないか」と考えた結果生まれた、左足で二枚のシンバルを叩き合わせるペダル付の楽器「ソック・シンバル(別名:ロー・ボーイ)」という楽器を改良したものである。また、ロックではバスドラ22インチ以上を基にしたセットが好まれていることが傾向としてある。チューニングについては、基本形は打面よりも裏面を若干強く張るが、これはあくまで基本形でありこだわる必要は全く無い。